2009年06月08日

Z

〈作品データ〉
「Z」
1969年 フランス/アルジェリア作品 
監督・脚本:コスタ・ガブラス
脚本:ホルヘ・センプルン
原作:バシリ・バシリコス
出演:イヴ・モンタン、ジャン・ルイ・トランティニャン、イレーネ・パパス、ジャック・ペラン、レナート・サルバトーリ、ジョルジュ・ジェレ他

むかーし観たんですよ。例によって詳細は覚えてなかったんですが(笑)、やたら長いわりに飽きっぽい徳丸が最後まで観られた事と、イヴ・モンタンのドツかれ方が不自然で、そこだけ印象に残ってました。で、今回データ取りのために見直したんですが、「あぁ、こんな映画だったのか」と今頃理解する(いつもの事だ)。

これ結局、サスペンス映画なんですね。実際に起こった野党議員暗殺事件を元にしてるらしいです。のっけから画面にでかでかとそう書いてあります。
でその殺される議員を演じてるイヴ・モンタンですが、上映時間長いわりに彼が出てくるのは合計してもほんの十数分。出てきた十分後には襲撃されるし。でそのまま死んじゃうし。でその後ジャン・ルイ・トランティニャン演じる予審判事が、集会中に襲撃されて死んだ議員の死のナゾを追っていくのです。
そもそも、議員が襲われた時、周りじゅう人だらけで詳細を目撃した人物は少ない。しかもどうやら犯行のウラには、組織ぐるみのニオイがプンプンする。これは陰謀か?一部の人間が暴走しただけなのか?スリルですねぇ。サスペンスですねぇ。

まぁ、捜査がどんどん進むにつれ、激しくなる妨害が事実を物語ってるようなものですけどね。こういう強権力発動型、徳丸は大キライなんでイ〜ッとなります(訳:ものすごくムカつく)。
しかも全然事件は解決せんし。あらゆる妨害にもめげずに予審判事くんは、事件に関わったであろうおエライさん方を起訴しまくりますが、実行犯たちは軽い刑で済み、起訴されたヤツらも結局不起訴。予審判事くんはクビ。なんでもありだわ。こういうの見たときだけ「日本に生まれてよかった」とうかつにも思っちゃいますね。それにしてもジャック・ペラン若いなー。
【お気に入り度:そこそこ!の最新記事】
posted by 徳丸虎龍 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:そこそこ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドラゴン・キングダム

〈作品データ〉
「The Forbidden Kingdom」
2008年 アメリカ/中国作品 
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジャッキー・チェン、ジェット・リー、マイケル・アンガラノ、コリン・チョウ、リウ・イーフェイ、リー・ビンビン他

ジャッキー&リーやんの初共演作品だっちゅーのに、何この異様なチープさ。お金はめちゃめちゃかかってるっぽいんだけど、作品自体にその金額に見合った値うちが感じられないというのはどうしたこと(笑)。
作った人はきっとカンフー映画大好きなんだろうけどね。それは感じられる。が、マニアをニヤリとさせるのと作品の素晴らしさは別物ですからねぇ。去年徳丸は危うく映画館まで観に行くところだったけど、行かなくてよかった(笑)。

物語自体はスピーディーにとんとんと進んでいくので好感がもてます。まさにムダを一切省いたエコな仕上がり。余計な説明や詳細な解説も何もなく、主人公の弱虫ボーイはいきなりファンタジーの世界へと連れていかれます。そしてそこで何の脈絡もなく登場したジャッキー扮するナゾの酔拳使いに助けられ、弱虫ボーイは自身に課せられた使命“如意棒を真の持ち主に返す”旅をしていくワケです。

まぁ如意棒といやぁ孫悟空で、孫悟空といえば『西遊記』です。が、今回必要だったのは孫悟空というキャラクターのみだったようで、『西遊記』がらみのストーリーはほぼありません。とりあえずリーやん扮する孫悟空が石にされちゃってて、それを解放してあげなきゃいけないんですよ。で、それに如意棒が必要だと。弱虫ボーイはその使命を果たすため、“無限の門”を通ってやってきたんですって。へーそう。

画像的にはCGとか使いまくりで、役者たちもワイヤーにつり下げられまくりです。その点はまったくごまかす気がないらしく、もう見ただけで「おぉ、つられてんなー」というのがバレバレです。今のCG技術なら映像的にちょちょっとイジればワイヤーの痕跡って消せるんじゃないの?とシロウトの徳丸は思っちゃうんですが、どうなんでしょう。まぁそこまでするんならいっそアニメでいいじゃんって話なんですけど。

役者的にもジャッキーとリーやんの二人だけで人件費予算を使い果たしたのか、他のメンバーはあまりパッとしません。弱虫ボーイはぜんっぜん徳丸の好みじゃないので、ハナからムシですムシ。金つばめちゃんも…キライじゃないけど好きでもない。白髪魔女の方がカワイイし。ラスボスもなんだかねぇ。なんでサモ・ハン・キンポーにしなかったのか(笑)。
posted by 徳丸虎龍 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:そこそこ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月31日

M★A★S★H

〈作品データ〉
「M*A*S*H」
1970年 アメリカ作品
監督:ロバート・アルトマン
出演:エリオット・グールド、ドナルド・サザーランド、トム・スケリット、ロバート・デュヴァル、ジョー・アン・フラッグ他

大昔、夜中に放送してた日本語吹替え版を観たのが初見です。当時花も恥じらう女子高校生だった徳丸のハートを射抜いた言葉、それは〈熱いクチビル女史〉。劇中「ホットリップス」と呼ばれている婦長(だったかな)を訳すと〈熱いクチビル女史〉。この訳サイコーです。
ずっと「友達に話しても誰もわからないだろうな」と思って胸に秘めてた言葉だったんですが、なんかのキッカケで友達がこの言葉を口にして、「アンタも知ってたか!!」てことになり、仲良しグループの中のちょっと女っぽい(と言ったらヘンだが、女だし)コにめでたくこの名をプレゼントしたのでした。
めでたしめでたし。

てことで、この作品に関してその〈熱いクチビル女史〉がらみの事以外はほとんど覚えておらず(笑)、「そういや戦争映画だったかなぁ。終わりの方でフットボールやってたようだけどなぁ」といった程度で、ドナルドが出てるって事も知りませんでした。
しかも「まぁ一応、どんな映画だったか観とくか」というのが今回の鑑賞目的なので、正直マジメに観てません(笑)。
オープニングとエンディングで流れる主題歌みたいな曲は、けっこう耳に残るんでしばらく「す〜ぅさぁ〜いどタラララ〜♪」と頭の中で流れてました。が、それ以外は特に印象に残らないというか、マジメに観てない徳丸が言うのもなんですけど(笑)、マジメに観なくてもオッケーな映画なんじゃないのかなと。
“下の毛と上の毛の色が違うから染めてる”的な映画、マジメに観ますぅ?
posted by 徳丸虎龍 at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:がんばれ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

〈作品データ〉
「Il Bidone」
1955年 イタリア作品 
監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ
脚本:エンニオ・フライアーノ、トゥリオ・ピネッリ
撮影:オテロ・マルテッリ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:ブロデリック・クロフォード、ジュリエッタ・マシーナ、リチャード・ベイスハート、フランコ・ファブリッツィ他

徳丸の中で最も重要な映画『道』のスタッフが手がけた作品。まぁ『道』よりかは数段ランクが劣りますけど(笑)。ジュリエッタとリチャードが今度は夫婦役ですが、ジュリエッタなんて今回はほんのチョイ役です。何しに出てきてんって感じです。彼女の扱いに徳丸は不満アリアリ。リチャードも終盤まったく出てこなくなって、ホントに何やねんって感じです。この二人を出す意義がないやないかい。引っ張るだけ引っ張っといて、ささっとはしごをはずされた感があります。リチャード演じるピカソとその妻イリスを演じたジュリエッタ。せっかくだからこの夫婦のその後も描いてもらいたかったですねぇ。ぷんぷん。

物語は詐欺師である主人公のアウグストが、いっぱい罪を重ねてついに捕まり投獄され、出てきたところにまたもや悪さをやらかし、しかしそこで仲間を裏切って金をくすねようとしたところをバレて半殺しにされ、最後は崖のところに放置されて死ぬ(たぶん)というナイスストーリー。ざっと書いたら数行ですむようなあらすじですが、さすがにそこはフェリーニ。随所でろくでなし親父アウグストの孤独を浮かび上がらせます。

徳丸はどちらかというと、フェリーニ作品は白黒の方が好きかな。カラーだとフェリーニの個性がドぎつ過ぎて(笑)、そっちばかりに目がいきがちになるので。白黒の方が落ち着いて観られます。
で、今回の主役ブロデリック・クロフォード。おっさんです。やや猫背の姿勢と人生に疲れ切ったような後ろ姿。個人的に徳丸の叔父を彷佛とさせて、見てるとイラッと来ます(笑)。
しょっぱなから「おそらくコイツ、まともな死に方しねーだろうな」とうっすら思わせますが、ホントにその通りになります。コイツの最初の仲間がリチャードなので、徳丸はリチャードもろくな死に方せんのだろかとやや不安でしたが、先にも述べた通りアウグストがムショから出てきてから、リチャード演じるピカソはピカソのピの字も気にしてもらえんので、そこんところはちょっと安心でした。おそらくアウグストがいなくなって、音頭とる人もいないので、ピカソも堅気に戻ったんでしょう。ジュリエッタと娘のためにもそれが一番イイ選択よ。

かわいそうなのはアウグストの娘。目の前でお父さんが連行されるのを目撃しちゃいます。パパが詐欺師だなんて知らんだろうしね。この妻子とは別居してるっぽいんですが、ピカソには「家族なんてジャマだ」とか偉そうに言っときながら、お前こそ何やねんって話です。娘にはデレデレじゃないですか。
ラストでアウグストがいきなりなんで仲間を裏切ったのかは知りませんが、娘に金を送る気だったのかな。おそらく小児まひの女の子に会って心を動かされたのは事実なんでしょうけど、しかしやっぱりお金は取っちゃうもんねってところが悪党らしくてイイなと。変に心変わりされてお金返されても空々しいですしね。
悪党は悪党らしく崖で放置され、ひとり寂しく死んでいくのだ。これでいいのだ(←誰?)。
posted by 徳丸虎龍 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:そこそこ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雑記帳マイナス

もういっこのブログ、更新しました。だもんでこちらの雑記帳なくします、あっはっは。
posted by 徳丸虎龍 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 『徳丸式映画放談』とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする