2008年07月13日

五毒拳

〈原題・製作年〉五毒(1979)
〈製作国〉香港
〈監督・脚本〉チャン・チェ
〈出演〉フィリップ・コク、スン・チェン、チアン・シェン、ルー・フェン、ウェイ・ペイ他
〈一口メモ〉なんでしょうかコレは(笑)。のっけからいきなり「五毒拳とはなんぞや」みたいな説明が始まるのですが、そのトンデモ設定に愕然とする事うけあいです。まぁオモシロイから許すけど。

えっと、「五毒門」という流派があるんですって。で、そこではムカデ、ヘビ、サソリ、ヤモリ、ガマといった5匹の生き物を模した拳法を教えてるんですと。で、そこの人たちは悪さばかりするので、みんなから快く思われておらず、ここの門下生は世間に出たら絶対に「ボク、五毒門出身で〜す♪」なーんてゼッタイしゃべっちゃダメなんだって!!一生隠し通さなきゃならないんだとさ。

…まぁこのように、上記の軽い説明だけでもすでにいくつか矛盾点をはらんでますが、作品としてはそこそこオモシロイです。ガハハと笑えるというよりも、ツッコミポイントに来ると思わずニヤリとしてしまう、ぐらいな軽いノリですが、とりあえず「こんなアホな設定をよく思いついたな」という点に関して、無条件に感服してしまいます。というよりむしろ「もうそろそろネタ切れかな」みたいな感じがほのかに漂ってる、といったところでしょうか(笑)。

とにかく、ストーリーの大ざっぱなキモは、一番最後に入門した6番弟子が、病死した師匠の遺言により、まだ見ぬ兄弟子たちを捜し出し、彼らが悪に染まっていれば倒す事、そしてなおかつ隠された五毒門の財宝も探し出し、それを寄付して汚名を晴らす事、なんですが、コレがけっこう無茶な指令でしてねぇ。こんな困難なミッションを、一番未熟な若造に任せちゃうあたりがそもそも無理な話だし、なにより五毒門出身者たちは自分の素性を隠しているので、それを一体どーやって捜し出したらええねんっちゅう話ですよ。さすがに6番弟子くんも師匠にそれを尋ねてましたが、師匠からはあいまいな回答しか得られてませんでした。映画なんだからそんな細かい事は気にするな、とでも言わんばかりの態度です(笑)。

まぁ師匠の思惑(?)どおり、町に出た6番弟子くんは、ごくあっさりと“兄弟子らしき人物”に目星を付けちゃいます。「そんなものなんでわかるんだ!!」というツッコミがわきますが、「五毒門出身者には五毒門出身者のニオイを嗅ぎとれるんだ!!」という無理矢理な説明で徳丸は自分を納得させました(笑)。まぁ今作は、こういったナゾとき…でもないけど、アクション以外のところでけっこう時間を割いてますね。古今東西変わらぬ役人たちの腐りっぷりだとか、悪に染まった兄弟子のうちの一人が、血にまみれた自分の過去を悔いてみたりだとか、わりと深いところまで話を掘り下げてます(まぁその掘り下げ方が中途半端なところが、また良い点なんですけれども)。ハッキリ言って主人公…?…っぽい6番弟子くんは、ほとんど活躍しません(笑)。ラストでちょこっと、ただ一人悪に染まっていなかった兄弟子(←まぁ、もう一人いるんだけど、死んじゃうので)と一緒に戦ったぐらいでしょう。後は全編ウロウロしてるのみです(笑)。
posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | お気に入り度:そこそこ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
heavenSmileと申します。

突然ですが、
相互リンクしていただけないでしょうか?
映画ブログ
題名 Watch IT!
URL http://hasevenlime.seesaa.net/

独断と偏見による映画評論しております。
こちらのブログにはすでにリンク
しております。

よろしくお願いします。
Posted by heavenSmile at 2008年07月21日 23:14
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