2005年12月28日

アラン・ドロンの刑事物語〈全三話〉

〈原題・製作年〉Fabio Montale (2001)
〈製作国〉フランス
〈監督・脚本〉ジョゼ・ピネイロ
〈製作〉ジャン=ピエール・ゲラン
〈製作総指揮〉ベロニク・マルシャ
〈原作〉ジャン=クロード・イゾー
〈脚本〉フィリップ・セトボン
「第一話:復讐の誓い“Total Kheops”」
「第二話:汚れたファイル“Chourmo”」
「最終話 :正義の代償“Solea”」
〈出演〉アラン・ドロン、マチルダ・メイ、セドリック・シュバルム、エレナ・ソフィア・リッチ、エリック・ドゥフォッス、アンドレ・ダマン、ジョルジュ・ネリ、ジャン=マリー・ウィンラン、アラン・ドロンJr他
〈一口メモ〉アランくんはイイ感じでお年を召されてますねぇ。若い頃より演技も上手くなったと思うよ(←何様?)。

'98年に一旦引退宣言をしたアランくんですが、'01年にこの作品で本格的に復帰されたそうです。28日からNHKの総合テレビで放送されます(深夜だけど)。徳丸は、今まで観たアランくん出演作品の中ではこれが一番のお気に入り。だってこの作品の彼って、茶目っ気たっぷりでとってもキュートなんですよ〜。若い頃とはひと味違う“オトナの余裕”をそこかしこに醸し出してます。そして何と言っても“瞳の表情”がとっても豊かで、肩の力が抜けた自然体の演技を見せてくれるんですなぁ。引退なんかしてる場合じゃないよアランくん。思い直してくれてよかったよホントに。

それにしてもこの作品、アランくんの復帰第一作ということもあってか、かなり気合いの入った作りになっとりますよ。マルセイユの真っ青な海を中心に、色彩鮮やかに撮影された映像はとても美しく、リアリティを追求した演出にキャラクターの心情をたくみに表現するカット割りなど、細かいところまで気を配ってあります。そしてもちろん俳優陣もみんな素晴らしい演技を見せてくれるんですが、徳丸一番のごひいきはアランくんの部下:ティエリ役のセドリック・シュバルムで決まり。イイですよ〜彼は。容姿が徳丸好みだというのはもちろんですが(笑)、ティエリという人物は第一話で彼女を殺され暴走しかけ、続くニ〜三話でその愛する人を失った痛みを抱えたまま、彼が尊敬するファビオ(アランくんの役名)とともにストーリーの要所に絡んでいくという重要な役どころなんですね。それを彼はアランくんとタメを張るほど非常にイイ感じで演じてました。また二人の息がピッタリで、セドリックとアランくんとの“役柄を越えた信頼関係”みたいなものもよく伝わってきましたね。ちなみに徳丸はアランくんのもう一人の部下:ルベ役のエリック・ドゥフォッスも、セドリックとはまた違ったタイプでちょっと好き。あとアランくん演じるファビオのよき理解者:ノリーヌとフォンフォン。彼らの存在もドラマのいい息抜きになってます。

あぁもちろん、アランくんに絡む女性陣もわんさか揃ってますよー(笑)。元恋人のジャーナリストだの、いわくある夫をもついとこだの、アランくんの後任の警視だの、その他友人の妻だの恋人だの知り合いだの、次から次へとお相手が出てきて、あいかわらずモテモテですなぁアランくん。しかしこのストーリー、けっこう女性に容赦ないんですよねー(笑)。なんと言っても主役はアランくんですから、話の展開はすべてアランくんを中心に回っております。いくら銃弾が飛んできても彼にはカンケーありません。今回のアランくんの“敵”は途方もないほど大きな相手ですが、それでも彼はいたって無邪気に挑発を仕掛けます。だって彼は主役ですから、何があったって無事なんだもんね(笑)。だもんで必然的に彼以外の人物が災難を被るワケでしてねぇ。特に第三話のあの終わり方は納得いきませんなァ。ああまでする必要があったのか?しかも結局、話としては何も解決してないままなんだよね(“フロシキ”広げ過ぎたのかな?)。息子従えてひたってる場合じゃないよアランくん。
# そのアラン・ドロン・ジュニアくんも、さすがにパパの血を引いてるだけあってカワイイよね。名前はどうかと思うけど(←ほっとけ)。

# 日本語吹き替え版の声優さんたちにも少々触れておきますが、アランくん担当の野沢那智サンを筆頭に、こちらもみなさん素晴らしいお仕事をされてます。徳丸はどちらかというと字幕派ですが、今作の場合すごくハマってたので気になりませんでした。つうか、セドリックの地声聞いて「えっ?」と逆に違和感もったぐらい(笑)。再放送また観ちゃうかも。


posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アラン・ドロンの刑事物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。