2006年12月05日

青列車の秘密

〈原題・製作年〉The Mystery Of The Blue Train(2005)
〈製作国〉イギリス
〈原作〉アガサ・クリスティ−
〈脚本〉ガイ・アンドルーズ
〈演出〉ヘティ・マクドナルド
〈制作〉トレヴァ−・ホプキンス
〈出演〉デヴィッド・スーシェ、エリオット・グールド、ジョージナ・ライランス、ジェームズ・ダーシー、ニコラス・ファレル、ブロナー・ギャラガー、ジェイミ−・マリー、リンゼイ・ダンカン他
〈一口メモ〉まぁまぁの出来。しかしヘイスティングスとかミス・レモンとか、最近出てこないのが物足りない。

約1年ぶりに、NHKのBS2にてポワロ祭り復活です!!いやーめでたい。日本でも有数の(たぶん)スーシェ=ポワロファンであるウチの妹なんて、狂喜乱舞しとりますがな。「いよいよポワロさん放送するよ」とメールすると、熱すぎて引くほど(笑)情熱的な返信が返ってまいりました。十何年もの間、放送するたび熱狂的ファンに迎えられて、幸せモノですねぇデヴィッド・スーシェは。

さぁそこでいよいよ第1弾のコチラ『青列車の秘密』ですが、さっそくですけど“青列車”て(笑)。早い話が“ブルートレイン”の事なんですけどね、初期の翻訳のまま堂々と“青列車”という単語を使うあたり、NHKスタッフの思い入れが伝わってくるよーな気がいたします。まぁ確かに『ブルートレインの秘密』だと、なんだか風味が損なわれるというか…しっくりこないよね、やっぱ。ポワロさんの時代の雰囲気を伝えようと思えば、“青列車”が妥当かも。うん。

てなワケで、意味不明な納得をしながら(笑)本題の内容に入りますと、原作はもちろん何度も読んでるし、文庫本も持ってるんです。なのに、徳丸にとってナゼだか印象に残らないんですよねぇこのストーリー(笑)。読んだそばから抜けていくというか、読み終わったらすぐ、とにかく忘れちゃう(アホなだけか?)。同じ列車が舞台でも、『オリエント急行の殺人』なんかだとゼッテー忘れられないトリックだから頭にこびりついちゃいますが(まぁコチラは映画も観てるからより印象に残りやすいんでしょうけど)、文字を追ってるだけだとどうしても徳丸の乏しい想像力に限界が生じちゃうため、頭に残りにくいんだと思うんですよね。

そこいらあたりもふまえて今回の映像化ですが、これがまたすごく良い出来ばえで、徳丸的にはかなり評価高いです。原作を読んだだけでは想像できなかった部分を見事に補ってくれたというか、これでもうストーリーを忘れることはないだろうと確信するほど(笑)引き込まれて観てました。普通ポワロさんモノを観る時って、原作を読んでいればどうしても相違点探しとかしちゃったり、読んでなかったら犯人探しに熱中して作品そのものを俯瞰で観る事って出来ないんですけど、今回の作品は初めて“演出の上手さ”といった部分に注意が行きました。役者さんの動きなんかはもちろんのこと、ストーリー上の伏線の張り方まで、とにかくすべてにおいて神経が細かく行き届いているなーって気がしました。観終わったあと確認したらストーリーを大幅に変更してることに気付いたんですが、それがまたスッキリしてかえってわかりやすかったです(原作はややこしーよ−)。
ポワロさんが推理をご披露してくれるクライマックスの盛り上げ方なんか非常に巧みで、犯人が明かされる瞬間までドキドキハラハラしっぱなし。ようやくわかったと思ったら一息つく間もなく“第二波”が来て「えーっっ!」って感じで(笑)、まったくものの見事にしてやられましたよ(って徳丸、ホントに何度も原作読んでるんですけどね…)。

またこれ、映像がキレイですねぇ。フツーに“列車での旅番組”としても観られるほど丁寧に“青列車”を描いてあります。観てて無性に外国へ列車旅行したくなりましたもん(←単純)。また出てくる女性陣がキレイどころぞろいです。キャサリンなんてホントかわいい♪ナイトンさんが彼女に一目ボレするのもわかる気がするよ。ポワロさんも珍しくキャサリンに気のありそーなそぶり見せたりするし。ウチの妹が観たら泣くがな(笑)。

そういやラストでキャサリンに「(ポワロさんなら)オリエント急行にもう乗ったことあるでしょ?」とかなんとか聞かれて「まだです、ブゥオフォフォフォ」とか言ってましたけど、はよせなポワロさん!!笑ってる場合じゃなくてよっ。アップになったら着実にお年をめされてるのがわかるよーになってきてるんだから(笑)、なんとか早く映像化してほしいなぁ。映画版とはまた違った〈スーシェ=ポワロのオリエント急行〉が観たいよぉ。
posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 名探偵ポワロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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