2007年01月22日

プリシラ

〈原題・製作年〉The Adventures Of Priscilla, Queen Of The Desert(1994)
〈製作国〉オーストラリア
〈監督・脚本〉ステファン・エリオット
〈製作〉アル・クラーク、マイケル・ハムリン
〈撮影〉ブライアン・J・ブレーニー
〈衣装〉リジー・ガーディナー
〈編集〉スー・ブライニー
〈音楽〉ガイ・グロス
〈出演〉テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター、サラ・チャドウィック、マーク・ホームズ他
〈一口メモ〉コレ大好き〜♪もっともっと3人組のショーが観たかった。ビミョーにリズムを外して踊るテレンス・スタンプがカワイイ(笑)。

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』といい、今年の徳丸はドラァグ・クイーンづいてるのかな(笑)。今回はこの『プリシラ』なんですが、3人のドラァグ・クイーンたちが遠方で催されるショーに参加するため、“プリシラ”と名付けたオンボロバスに乗って旅を続けていくといういわゆるロードムービーです。しかしこれ、なかなか傑作です。題材がドラァグ・クイーンなだけにダンスシーンなんかもふんだんに取り入れてあっておもしろいし、ギャハハと笑わせるところとキュンと切なくさせるところのバランスがすごくよく取れてて、最初から最後まで飽きずに観られます。

主人公の3人組を演じるのは、いかにも“クイーン”って感じ丸出しで、大ゲサなほど陽気で明るいキャラを熱演してるガイ・ピアースと、やや抑え気味ながらも実は細かいところまでしっかり演技してて、落ち着いた“熟女っぷり”を見せてくれるテレンス・スタンプ、そしてどんな役をやらせてもすぐに身も心もその役と同化しちゃうんじゃないの、と思うぐらい演技の幅が広いヒューゴ・ウィーヴィングです。ええ、彼こそは私の“V”です。しかし何度見ても、彼の顔はまっっっったく好きになれません(泣)。この人が私の“V”だなんていまだに信じられませんが、俳優としてすんごくレベルの高い人だってのは認めます。ガイ・ピアースにしても『メメント』や『タイムマシーン』の時とはまっっっったく違う役柄なのに、さして違和感なく朗々と演じてるところがやはり才能ある人なのかなと。ガタイのよさが生かされてよかったね(←そんな問題か?)。で、テレンス・スタンプの方は、徳丸は『世にも怪奇な物語』しか彼の出演作観たことないんですけど、こういう役もするんですねぇ。若い二人に比べると出方がちょっと控えめなんだけど、要所要所の存在感はばっちし。ダンスのシーンでは足取りがちょっとおぼつかないところもご愛嬌でカワイかったりします(笑)。ヒューゴとガイは踊らせたらノリノリで、しかも上手いんだけど…テレンスは…まぁでも、徳丸的にはアレでオッケーです。一生懸命がんばってるってところが伝わってきてほほえましいから(笑)。

主人公たちもかなり強烈なキャラぞろいですが、脇役だって負けてませんよ−。スゴイのいますよ−(笑)。旅の途中でバスが故障しちゃって、修理したいんだけど自分達じゃ無理だし、助けを呼んでもみんなカノジョたちの姿を見ると逃げ出しちゃう(うーん、当然かも)。そんな中、修理をかって出てくれたのがのちにテレンス演ずるベルナデットと恋仲になるボブというおっちゃんなんですが、彼はイイ人ですよ−。町の住人たちがテレンスたちにヒドい仕打ちしても、彼だけはかばってくれるんです。ボブは男です。紳士です。ベルナデットがホレるのもわかる気がする。

…で、問題なのは…そのボブぢゃなくって、ボブの奥さん、ですな(笑)。コレがすごいんだ!!“ピンポン球レディ”とでも呼べばいいのでしょうか、コレは…彼女の“芸”は…直接映画を観てもらえばよくお分かりになると思いますが(笑)、コレが〈下品〉なのか、はたまた〈芸術〉なのかは、判断の難しいところでしょうねぇ(笑)。徳丸自身はあまりヤな感じはしませんでしたけど。主役の3人と同じく「おぉ!すげぇ!!」とある意味カンドーしながら目パチクリ状態で見てましたよ(笑)。テレンスの「どんな衣装着たってピンポン球には勝てない」とかいうセリフにもミョーにナットクさせられましたし(そりゃ勝てんわなぁ)。

あと、ヒューゴ演じるティックってのが実は妻子もちなんですけど、そもそもこの旅の目的であるショーというのがそのヒューゴの奥さん:マリオンのお招きなんですよ。で、彼らの息子:ベンジーってのがイイ子なんですよ〜これがまた。自分の職業を必死で隠そうとするティックですが、ベンジーにはバレバレでショーもバッチシ見られちゃう。そもそもベンジーはありのままの両親の姿を受け入れてて、まったくヘーキなんですよ。8歳にして達観しとりますな。

旅の途中でさまざまな迫害を受けたり偏見の目で見られたりすることもある主人公たちですが、だからこそボブやマリオンやベンジーみたいな、ありのままのカノジョ達の姿を受け入れてくれる存在が余計温かくて、観てるこちらまで嬉しくなってきちゃいます。我々み〜んながお互いのありのままの姿を素直に受け入れることができれば、み〜んなハッピーになれるんじゃないかなぁ、なんて考えてみたり。みんなもこの映画を観ていろいろと思い馳せてみよう!(←誰に訴えてるんだか…)
posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(1) | お気に入り度:やるじゃん! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

はじめまして!

この映画、何度見ても、新しい感動を覚えます。
大好きな映画です!

確かに、テレン・スタンプのダンス、ちょっとよたっていましたね。w
でも、なんか凄い色気があったと思います。
Posted by IHURU77 at 2008年09月02日 14:29
初めまして。TB&コメントありがとうございます。
そちらのブログへおじゃましようと思ったのですが、徳丸のふっるいPCじゃあ表示されなくって、ここにて失礼させていただいております。

徳丸もこの映画大好きですよ〜。単なるイロモノ作品じゃなくって、なかなかの傑作だと思ってます。
もっといろんな人に観てもらいたいなぁ。

テレンスはカワイイでしょ〜(笑)。あのよたつき具合がいいんですよ。あぁ、なんだかまた観たくなってきたなぁ。
Posted by 徳丸虎龍 at 2008年09月21日 13:27
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Excerpt: シェアブログ1571に投稿 「好きな映画なに?」とか「おすすめの映画なに?」という質問には、しばしば困るのですが、「1番好きな映画は?」...
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Tracked: 2008-09-02 14:30
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