2007年01月28日

フォーリング・ダウン

〈原題・製作年〉Falling Down(1993)
〈製作国〉アメリカ
〈監督〉ジョエル・シューマカー
〈製作〉アーノルド・コぺルソン、ハーシェル・ワイングロッド、ティモシー・ハリス
〈製作総指揮〉アーノン・ミルチャン
〈脚本〉エブ・ロー・スミス
〈出演〉マイケル・ダグラス、ロバート・デュバル、レイチェル・ティコティン、フレデリック・フォレスト、チューズデイ・ウェルド他
〈一口メモ〉だんだんイカれていくマイケル・ダグラスがおもしろい。笑えるけど、そこはかとなく哀愁が漂う雰囲気に仕上げられていてスゴイ。

昔からよくテレビでもオンエアされてるんで、徳丸もこの映画そーとー観てるんですけどね、何度観てもオモロイ作品だなーと思います。フツーにさらーっと〈キレたオッサンの爆裂的一日〉を描いてるよーにも見えますが、実はけっこー細かいところまで計算されているというか、ストーリーに奥深いものがこめられてるよーな気がするんですよねー。マイケル・ダグラスはただ暴れてるだけじゃないぞと。ストレスフルな生活を抱えた現代人の心理をカラダをはって代弁してくれているというか、我々誰もがこーいった“願望”をもっているんだぞと。そりゃ長いこと社会人やってたらですね、ブッ飛ばしてやりたいアホの一人や二人や三十人や四十人ぐらいおるワケですがなあーた(←イヤー、ワタクシもかなりストレスたまっとりますな−)。

ま、そんな徳丸を始めとした、“発散”したくてもできないいたってフツーな人たちのハートをスカッとさせてくれる(笑)この映画ですが、“ブラックわらしべ長者”とでもいうのか、マイケル・ダグラスの持つ武器がだんだんとバージョンアップしていく過程もユカイで楽しいですねぇ♪(←ダイジョーブか?徳丸…)表面的には、ブラックユーモア満載で突拍子もない展開(最終的にバズーカ砲が出てきますからね)に見えますけど、実は主人公は、大マジメなんですよね。確かに彼は病んでますけど、それも…ある意味紙一重というか、犯罪者なんてもんは、なりたくてなるワケじゃなくて、気がついたらなってるってもんなんでしょーね。主人公のビルはただ…家に帰りたいだけなのに…ねぇ。幸せだった頃に…。でも…、いかんせんその“方法”が、まったく間違ってるんですけどねぇ(笑)。なんでビルがこうなっちゃったか、ならざるをえなかったか、話が進むにつれてだんだんと解きあかされていくんですけど、マイケル・ダグラスの好演も相まって、ただのおかしなオッサンのおかしな話で終わらない作りになってます。ラストは切ないよ。

暴走していくビルを追うのがその日が退職日という、署内でもうだつのあがらない刑事さん。職場では上司や同僚にコケにされ、家でもヒステリー気味の奥さんの言いなりになってて、彼もビルに負けず劣らずストレスフルな生活をおくってるみたい。この刑事さんとビルは、ストーリー的に表裏一体の存在のように描かれてます。どんどんと“落ちていく”ビルに対して、ビルが起こした騒動により刑事さんの方は、徐々に自分を、自分の人生を取り戻していく。一歩間違えたらビルみたいにキレてたのはこの刑事さんの方かもしれないんだけど、でも、なぜそこで“落ちる者”と“落ちない者”に分かれるのか、考えさせられるポイントであります。映画開始当初は“同じような立ち位置”でスタートした二人が、クライマックスで対峙した時には“相反する立ち位置”で向き合ってるんですからねぇ。刑事さんの方にはたった一人でも、理解してくれる人がいたからかな…。
posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:なかなか! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/32281134

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。