2007年06月24日

ジョニーは戦場へ行った

〈原題・製作年〉Johnny Got His Gun(1971)
〈製作国〉アメリカ
〈監督・原作・脚本〉ダルトン・トランボ
〈製作〉ブルース・キャンベル
〈出演〉ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ダイアン・ヴァーシ、ジェイソン・ロバーズ、マーシャ・ハント、ドナルド・サザーランド他
〈一口メモ〉『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と並んで、徳丸が二度と鑑賞できない映画の筆頭株ですな。しかし今回この記録をつけるため、がんばってイヤイヤ観ましたがな(笑)。最初から最後まで痛烈な皮肉で彩られた、とってもとってもとってもコワ〜イ作品。原題にも深い意味があります。戦争したい人もしたくない人も一度は観とかなきゃね。

初見がもう7〜8年ぐらい前になると思うんですけど、たしか夜中に日本語吹き替え版で放映されてたんですよね。その恐ろしい内容にあまりにもショックを受け、当時付き合ってたか、別れる寸前だったかの彼氏(めちゃおぼろげ)のケータイに電話して「こんな映画観てしもた!」とまくしたてた記憶があります。まぁそうやってシツコクしてたからフラれたワケですけども(あっはっは!)、まぁ徳丸のそんなほろ苦い昔話はどうでもよくって、映画ですよ映画。なんかもう、言葉では語り尽くせない、とにかくショッキングなお話です。ホラー映画とかオカルト映画みたいな陳腐なコワさじゃなくて、精神的にキます。

ある一人の青年が、戦場で敵の攻撃を受けて救出されるんですが、手も足も顔も声も失ってしまう状況におかれます。意識はあるんですが、周囲の者には伝わらない。みんな彼の事を生きる屍だと思ってるワケです。そんな絶望的な現実と、そこから逃避するかのように青年の頭の中で繰り広げられる夢の世界が交互に描かれてます。ふとデヴィッド・リンチを思い出させる雰囲気なんですが、こちらの作品の方がより知的というか(笑)、作者の思い入れに、より深みと凄みがある気がします。最後まで見てると息苦しくなってくる。何の希望もない彼の現実を思い知らされて。彼の見る夢(と思い出)の世界は、とても切なくって胸を打たれます。ちなみにその夢のシーンで出てくるドナルド・サザーランドが息子ソックリなので(←当たり前)、なんだか感慨深くて、彼が出てくるとソレばっか気になってました(笑)。


posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り度:なかなか! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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