2005年10月25日

生きる歓び

〈原題・製作年〉Quelle Joie De Vivre (1960)
〈製作国〉フランス、イタリア
〈監督・脚本〉ルネ・クレマン
〈製作〉フランコ・マグリ
〈脚本〉ピエロ・デ・ベルナルディ、レオ・ベンヴェヌ−チ
〈撮影〉アンリ・ドカエ
〈音楽〉アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
〈出演〉アラン・ドロン、バルバラ・ラス、ジーノ・チェルヴィ、リナ・モレリ、パオロ・ストッパ他
〈一口メモ〉コレはあんまり楽しめませんでした(ツッコミどころはやはり多いですが)。乳母車を押すアランくんぐらいしか印象に残ってないよ。

なんだよこれ。いや、そりゃアランくんの出てる映画だから、内容に関しては何の期待もしてないんだけども(笑)、それにしたってルネ・クレマンがこれで何を訴えたいのかさっぱり分からん。なに?ちょっと三枚目風なアランくんを撮りたかったの?確かに見どころはアランくんの男前なお顔だけだしねぇ。アンリ・ドカエ(撮影監督)という人は、ほんとアランくんをキレイに撮るのがおじょーず。若かりし頃の彼はもちろんのこと、オッサンになってからもどう撮ればアランくんが引き立つか、すべて把握してらっしゃる。彼が撮影担当だと安心して観ていられます。

ジャンル的には“政治風刺コメディ”だそーなんですが、全編通してダルい映画でした。ただ後半でアランくんが爆弾回収にいそしむシーンがあるのですが、ここだけはおもしろかったです。回収した爆弾を詰め込んだ乳母車で彼が闊歩するところとか。でもせっかくそのシーンまでコメディで通してきたのに、なんでラスト前でいきなりファシスト団体のリンチシーンなんか入れたんですかね。そこもコメディタッチで軽くくぐり抜けるのかと思ったら、アランくん容赦なくボコボコにされてるし(笑)、その現場をガールフレンドやそのおじいさんが見つけるんですが、コメディなんだからなんか突拍子もない方法で助けりゃいいのに、何もせずオロオロしてるだけだし。なんでこのシーンだけマジやねん。しかも「監獄に入れる」とかってアランくんをさんざん脅しときながら、ある程度殴っただけで解放しちゃうこのファシスト団体もどーなん。「裏切り者は許さん」とか言ってなかった?え?ひょっとしてここが笑うとこなの?うーん、おフランス人の感性って分からん。最後までナゾな映画でした。

まぁ、昨日の『太陽がいっぱい』と比べると、アランくんご本人はそれなりに楽しそーに演じてらっしゃったのでよかったんじゃないでしょうか。つうか、こういう役って彼は演技する必要がないのかもしれませんけど(笑)。
posted by 徳丸虎龍 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | お気に入り度:がんばれ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
徳丸さん
お久しぶりです。
いつも、面白い記事を楽しみにしています。
わたしのほうのブログにリンクを貼らせていただきましたのでご連絡します。
『太陽がいっぱい』もTBさせていただきました。

本当にアンリ・ドカエとアランくんはいいコンビですよね。
Posted by トム(Tom5k) at 2006年02月05日 18:42
ありがとうございました〜。徳丸もトムさんのブログをリンクさせていただきましたので、これからも“アランくんが出てる映画の正しい見方(笑)”をレクチャーしてくださいね。
Posted by 徳丸虎龍 at 2006年02月05日 21:50
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